2021.05.26
サキシマハブを喰らうカンムリワシ
最近は Instagram (harris_hawk77)を中心としていますので約2年ぶりの投稿となります。
数年前に撮影したサキシマハブを喰らうカンムリワシです。
カンムリワシがハブを食すという話は以前から耳にしていましたが、これまで何度も南の島を訪れていてもフィールドでハブ自体を目にしたことはありませんでした。
そのため、まさか撮れるとは思っていませんでしたが、幸運にも夢のようなシーンをカメラに収めることができました。
この日は激しいスコールが通り過ぎ、辺りはレンズが一瞬で真っ白に曇ってしまうほどの湿気に包まれていました。
車をゆっくりと進めると、前方の樹にとまっていたカンムリワシが側溝の脇に舞い降りました。
側溝に何かがいるようで、中を覗き込み、狙いを定めているようでした。
そして、突然カンムリワシは側溝の中に飛び込みました。羽の先だけが時々見え隠れしていて中で何が行われているのか確認することができませんでした。
刺激を与えないように距離をとっていると、側溝からカンムリワシが飛び出してきました。脚に何かを巻きつけています。
その正体をレンズで捉えた瞬間、ハッとしました。それは紛れもなくサキシマハブです。しかしレンズが曇っていてクリアには見えません。慌ててハンカチで拭きましたが数秒もするとまた曇ってしまいます。それに曇り空からの光は樹々に遮られてほとんど届かない状況でした。
この時、これまでの撮影経験の中で最高の瞬間を目の当たりにしていますが、撮影条件はこれまでの中で最悪でした。
興奮と共に焦る気持ちを抑えながら、光を集めるためにシャッタースピード限界まで落としましたが、それでもかなり暗い状況でした。湿気と暗さとブレで使える写真になるか分かりませんでしたが、レンズを拭きながら、とにかく夢中でシャッターを切りました。
カンムリワシはハブの牙を封じるために、まず首を押さえつけ、上顎に喰らいつきました。次に、下顎と、少しずつ頭部を喰いちぎっていきました。
それでもハブはまだ激しくうごめいています。それを両脚で押さえ込みながらゆっくりと喰らっていきます。そして頭部を食い終えると、ハブの体をしっかりと掴んで悠然と樹木の中に消えていきました。






数年前に撮影したサキシマハブを喰らうカンムリワシです。
カンムリワシがハブを食すという話は以前から耳にしていましたが、これまで何度も南の島を訪れていてもフィールドでハブ自体を目にしたことはありませんでした。
そのため、まさか撮れるとは思っていませんでしたが、幸運にも夢のようなシーンをカメラに収めることができました。
この日は激しいスコールが通り過ぎ、辺りはレンズが一瞬で真っ白に曇ってしまうほどの湿気に包まれていました。
車をゆっくりと進めると、前方の樹にとまっていたカンムリワシが側溝の脇に舞い降りました。
側溝に何かがいるようで、中を覗き込み、狙いを定めているようでした。
そして、突然カンムリワシは側溝の中に飛び込みました。羽の先だけが時々見え隠れしていて中で何が行われているのか確認することができませんでした。
刺激を与えないように距離をとっていると、側溝からカンムリワシが飛び出してきました。脚に何かを巻きつけています。
その正体をレンズで捉えた瞬間、ハッとしました。それは紛れもなくサキシマハブです。しかしレンズが曇っていてクリアには見えません。慌ててハンカチで拭きましたが数秒もするとまた曇ってしまいます。それに曇り空からの光は樹々に遮られてほとんど届かない状況でした。
この時、これまでの撮影経験の中で最高の瞬間を目の当たりにしていますが、撮影条件はこれまでの中で最悪でした。
興奮と共に焦る気持ちを抑えながら、光を集めるためにシャッタースピード限界まで落としましたが、それでもかなり暗い状況でした。湿気と暗さとブレで使える写真になるか分かりませんでしたが、レンズを拭きながら、とにかく夢中でシャッターを切りました。
カンムリワシはハブの牙を封じるために、まず首を押さえつけ、上顎に喰らいつきました。次に、下顎と、少しずつ頭部を喰いちぎっていきました。
それでもハブはまだ激しくうごめいています。それを両脚で押さえ込みながらゆっくりと喰らっていきます。そして頭部を食い終えると、ハブの体をしっかりと掴んで悠然と樹木の中に消えていきました。






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